子育て支援megomego
過去のすくすく通信(2023)
~ 子育ての四訓ってなに? ~
2024-02-01
この時期、カルタ大会やなわとび大会など子ども達がチャレンジする園行事が多く、その度に喜んだり悔しい思いをしながら様々な感情を経験します。その小さな胸に色々な感情を巡らせた子どもの話を聞いて、私たち大人が励ましたり喜んだりして感情を共有していくことで、子ども達の自信に繋がったり、次のチャレンジに意欲をみせたりしていくのでしょうね。子どもには将来どんな人になってほしいかと願いを込めながら伝えていることが多く、その言葉や対応を将来、思い出す日があると思えば、今の年齢でどのような距離感で励ましたり慰めたりするべきか大切になってきますね。
今や子育て本などにも度々登場する“子育ての四訓”はご存じの方もいるかと思いますが、元はアメリカインディアン教えとして、万国共通に伝わりそれぞれの発達段階で親がどの程度の距離感で接すると良いのか示したものです。
●乳児期は しっかり 肌を離さず・・・基本的信頼関係
・この時期に愛着形成を大切に育むことで今後の人間関係に繋がっていく
●幼児期は 肌を離して 手を離さず・・・自主性・運動機能の発達
・色々なものに自ら挑戦してみようと意欲をもてる時期。親はいつでも手助けができるよう
手を離さないよう安全基地の存在であること
●少年期は 手を離して 目を離さず・・・自律性・勤勉性
・基本的生活習慣が身につき、身の回りのことを自分で判断していく時期。
失敗も成長の糧と捉え、親はそっと手を離し見守る姿勢でいること。
●青年期は 目を離して 心を離さず・・・自立性
・子どもが多様な社会を受け入れ学ぶ時期に、親の過剰な介入は許容範囲を狭めてしまいます。
悩んだ時こそ助け船を出せるよう親は子どもを信じ 心で寄り添うことで精神的安定を図ることで
自立に向かっていきます。
今の乳幼時期は、愛着形成を大切にしながら次の段階に向かっていくための土台をしっかり築き毎日の園生活で沢山の経験を重ねて、心も体もすくすくと成長してほしいですね。 (著:稲葉)