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保育理念
~子どもの心に寄り添い保育の輪をひろげます~
子どもの最善の利益を保障し、家庭や地域と共に
子育ての楽しさを共有していきます

園だより・今月の行事

今月の園だより

今月のすくすく通信

~ 日々の体験を通して学ぶ ~

   すっかり秋も深まり園庭の銀杏の葉も落ち始めています。日中や給食後にお散歩や戸外遊びを楽しんでいる子ども達。ブランコやすべり台などの遊具を楽しむだけではなく、広い園庭をぐるぐると走ったり、草むらに隠れていた虫を見つけて捕まえようと追いかけたりしています。
 
 子ども達はこうした何気ない日々の体験を通して様々なことを学んでいます。
例えば・・夏の太陽は『じりじり』と照り付けるような暑さだが、秋の太陽は『ぽかぽかじんわり』と暖かく、太陽の光が当たってない場所は寒く感じるなどの自然現象について。トンボを捕まえる時に、走って向かうとトンボに気付かれて飛んでいってしまうので、こっそりゆっくりと近づき、ねらいを定めて上から網を振り下ろすのがコツなどの虫の特性について。 これらはいずれ自然現象や生物の仕組みなどへの興味や関心につながっていきます。
 
 その他にも、集団の中で遊ぶ際のルールについては、自身の体験だけではなく、友達同士の関わり合いなどを見ながらも学んでいます。自分が体験している時は “自分からの視点” だけで出来事を捉えている為、なかなか冷静に判断はできませんが、他者の関わり合いや行動については “一歩引いてその出来事を捉える” ことができるので、『こうしたらどう?』などの提案ができることもあります。
 
 また、日常とはちょっと違う大きな行事の際もその過程や結果に応じて大きく成長する姿がよく見られます。今月末に行われるお遊戯会での例を挙げてみると・・・思うように踊れなかったり、演奏できない悔しさや不安から始めのうちは落ち込んだり、練習にもなかなか身が入らない姿が見られるものの、練習を重ねていくことで徐々に踊る際のポイントが分かり “自信を持って取り組んだり”、もっと上手に踊りたい、練習がしたいという “心の変化” がみられ、合奏では、始めはバラバラだった音が練習を重ねる中でみんなの音がそろい、“きれいに響き合う心地よさ” を感じるなどの過程を経て、上手くできないことでも何度も繰り返す中でコツが分かり上手くできるようになり、それに伴って気持ちも変化していくという体験を通して別の出来事においても挑戦する意欲や継続する力がついていきます。
 
 子ども達の日々の積み重ねが本番のステージでも発揮できるように・・・私達保育者も観客(他クラスの子ども達)を前にして踊る機会や気分がリフレッシュできるような時間を織り交ぜたり、励ましや応援を言葉や態度で伝えたり・・・色々と工夫をしながら向かっていきたいと思います。日中たくさん体や心を動かして活動している子ども達ですので、お家に帰った後やお休みの日にはゆっくり心と体を休め、万全の体調でお遊戯会に参加できるよう環境を整えてあげたいですね。  (著:江良)

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