保育理念
~子どもの心に寄り添い保育の輪をひろげます~
子どもの最善の利益を保障し、家庭や地域と共に
子育ての楽しさを共有していきます

園だより・今月の行事

過去のすくすく通信(2025)

~ 環境を整える ~ 

2026-02-01
 先月の2週に渡っての参観Weekにお越しいただきありがとうございました。家庭とはまた違うしっかりとした姿が見られた子、家庭と同様にのびのび自分を表していた子・・等々園でのそれぞれの姿が見られたことと思います。
 ご家庭で育まれた愛着形成を元にしながら、園では 『基本的な生活習慣の自立に向けた日常的な活動』 や、 『いろいろなことへの興味・関心が育まれるような遊びを通した学び』 、 『集団でみんなが心地よく過ごすためのルール』 、 『仲間と一緒に過ごす楽しさや同じ目的に向かって力を合わせる体験』 など、心身がバランスよく育まれる環境が整えられるようにと、私達保育者間でも日々話し合い、提案し合いながら子どもたちとの関わりを重ねています。
 
 一般的な発達年齢はあるものの、そのスピードや段階、習得の仕方には少しずつ違いがみられます。子どもの発達には 『その子が本来持っている力』 と 『その力が育まれ、発揮できる環境』 が関わっています。環境には住む場所、体験の機会に加えて、関わる人も含まれます。
子ども自身が周りの環境を整えるのは難しいので、この時期の子どもに関わる大人がどのような環境(物的・人的)を整えているかということが、その子の将来に影響を与えているといえます。

 その子が自身を発揮できる環境を整えるということは、失敗をしないように大人が準備や状況を全てやってあげるということではありません。
 日常的に関わる私達が、失敗をして落ち込んだ子どもの気持ちを受け止め、それを切り替える関わりや、再度向き合う気持ちになるような応援をすること。 これらを大人の目が届き、継続的な関わりができるこの時期に沢山経験できると、今後大人よりも友達との関わりに重点が移行した際に、その時の経験を元に自身で気持ちを立て直したり、なかなか結果が出にくいことに対しても粘り強くチャレンジする力を発揮しやすいといわれています。
これらは非認知能力と言われ近年特に重要視されている能力です。非認知能力は『人生を豊かにする能力』 と言われ、幼少期にその土台が形成されると言われています。
 『安心して失敗できる環境』 の中で成し遂げるために試行錯誤したり、挑戦できる体験を積むことで問題解決能力が育まれ、自分ならできるという自信にもつながっていきます。
 今年度もあと数ヶ月、園内では一人一人の子どもの姿とクラス全体としての姿、両面からの成長を振り返るとともに、新たに今どんな力の芽生えが見られ、どのような環境でその力がより育めるのかについても考え環境を整えていきます。ご家庭の中でもお子さまの成長した姿やこれからの環境についてなどを家族間で伝え合うのも良い機会になるかもしれませんね。そしてそのお話を私達保育者にも教えていただけると嬉しく思います。                                       (著:江良)
    

~ 子どもたちの「できた!」がいっぱいだったお遊戯会 ~ 

2026-01-01
    新しい年が始まりましたね。今年も子どもたちの笑顔がたくさん見られることを楽しみにしています。 12月は大きな行事のお遊戯会が終わり、子どもたちの表情が一段とりりしくなったように感じられています。お遊戯、鼓笛、鍵盤演奏…日々の練習の中で、難しくてやりたくなかった日もあったかと思います。ご家庭で励まされ、園で担任の先生に褒められ、できなかったことが少しでもできるようになると、子どもたちの目がきらりと光る瞬間が見られていました。
    少しでもできたことの達成感を味わえる瞬間があると、どんどん面白くなり、やる気も出てきます。そうなればできることも増え、自信がつき、自己肯定感が高まります。何度も経験を積むことで出来なくても挑戦する、継続する力が身に付き、忍耐力がつくようになります。

自己肯定感が高まるということは、ありのままの自分を無条件に受け入れ、自分の価値や存在を肯定できるようになります。他人と比較せず、「いまの自分はこれでいい」「自分には価値がある」と思えるようになり、前向きに行動できるようになります。
 
    園の行事の一つ一つは小学校生活へ向けて心身ともに健康に過ごせるようになるための準備段階でもあります。年齢によって違いはありますができなくてもあきらめず、目標に向かって取り組み続けることは、どの場面、年齢にも共通することでないかなと思います。どんな小さなことでも目標に向かって頑張る力を育てていけるのが家庭であり、園生活ではないかなと思います。お遊戯会での子どもたちのステージ上での姿は園生活で身に付けた集大成です。嬉しそうに衣装を身に付け踊る姿、たとえ間違っても堂々とふるまう姿、緊張した表情の中にも真剣な眼差しを見せる姿…様々な姿が見られたことと思います。その一つ一つには子どもたちがお遊戯会に向けて頑張ってきた背景があり、それを思い出す度に「成長したなぁ…」としみじみ感じてしまうのです。
    お遊戯会を終えた子どもたちはやり遂げたことへの自信でいっぱいの表情を見せ、落ち着きさえも見せています。保護者の皆様にもそのような姿が見られ、成長を感じているのではないかなと思います。これからの3カ月は、それぞれ進級に向けて仕上げの時期となってくるので、一人一人の成長に合わせた関わりを大切にしながら過ごしていければと思っています。  (著:成田)

~ 日々の体験を通して学ぶ ~ 

2025-11-01
 すっかり秋も深まり園庭の銀杏の葉も落ち始めています。日中や給食後にお散歩や戸外遊びを楽しんでいる子ども達。ブランコやすべり台などの遊具を楽しむだけではなく、広い園庭をぐるぐると走ったり、草むらに隠れていた虫を見つけて捕まえようと追いかけたりしています。
 
 子ども達はこうした何気ない日々の体験を通して様々なことを学んでいます。
例えば・・夏の太陽は『じりじり』と照り付けるような暑さだが、秋の太陽は『ぽかぽかじんわり』と暖かく、太陽の光が当たってない場所は寒く感じるなどの自然現象について。トンボを捕まえる時に、走って向かうとトンボに気付かれて飛んでいってしまうので、こっそりゆっくりと近づき、ねらいを定めて上から網を振り下ろすのがコツなどの虫の特性について。 これらはいずれ自然現象や生物の仕組みなどへの興味や関心につながっていきます。
 
 その他にも、集団の中で遊ぶ際のルールについては、自身の体験だけではなく、友達同士の関わり合いなどを見ながらも学んでいます。自分が体験している時は “自分からの視点” だけで出来事を捉えている為、なかなか冷静に判断はできませんが、他者の関わり合いや行動については “一歩引いてその出来事を捉える” ことができるので、『こうしたらどう?』などの提案ができることもあります。
 
 また、日常とはちょっと違う大きな行事の際もその過程や結果に応じて大きく成長する姿がよく見られます。今月末に行われるお遊戯会での例を挙げてみると・・・思うように踊れなかったり、演奏できない悔しさや不安から始めのうちは落ち込んだり、練習にもなかなか身が入らない姿が見られるものの、練習を重ねていくことで徐々に踊る際のポイントが分かり “自信を持って取り組んだり”、もっと上手に踊りたい、練習がしたいという “心の変化” がみられ、合奏では、始めはバラバラだった音が練習を重ねる中でみんなの音がそろい、“きれいに響き合う心地よさ” を感じるなどの過程を経て、上手くできないことでも何度も繰り返す中でコツが分かり上手くできるようになり、それに伴って気持ちも変化していくという体験を通して別の出来事においても挑戦する意欲や継続する力がついていきます。
 
 子ども達の日々の積み重ねが本番のステージでも発揮できるように・・・私達保育者も観客(他クラスの子ども達)を前にして踊る機会や気分がリフレッシュできるような時間を織り交ぜたり、励ましや応援を言葉や態度で伝えたり・・・色々と工夫をしながら向かっていきたいと思います。日中たくさん体や心を動かして活動している子ども達ですので、お家に帰った後やお休みの日にはゆっくり心と体を休め、万全の体調でお遊戯会に参加できるよう環境を整えてあげたいですね。  (著:江良)
  

~ みんなで食べるとおいしいね ~ 

2025-10-01
  

~ デジタル化に保育の心を添える課題 ~ 

2025-09-01
   今月よりICTを導入し、登降園のシステムから利用を開始いたします。
   保護者の皆さまには、お手間を取らせて申し訳ないのですが『おがスマ』の登録をお願い致します。近隣の保育施設ではすでにICT化に移行し、
日々の保育活動などをスマホに送って閲覧できるようにしています。
 
   当園ではお帳面を使い、保護者の方との情報共有のツールとして残しておりますが、園児の午睡時間内に他の保育業務を行いながら1時間程度の間にお帳面を記入しているので毎日全員にお返事を返せるとはいかず心苦しくも思っています。
 
   保育の補助業務をすべてICT化すると写真付きのクラスの活動がポンッ!とスマホに送られていくメリットがあります。ただし、紙面ベースでは記録に残らず、一方通行の報告だけが積み重なり文章や言葉でのやり取りが希薄になっていくのでは・・と、もの寂しさも感じてしまいます。
 
   毎朝、園にご家庭の方から電話連絡を受ける際の一コマですが、保護者から『今日お休みします!』のお電話に、保育者は『お熱ですか?』と問います。『いえ、昨日の夜泣きがひどくて、ちゃんと眠れてなかったみたいで』の答えに、保育者は『それだと、お母さんも眠れてないですよね。一日ゆっくり過ごしてくださいね』と言葉を添えます。
   他の場面でも、保護者さんが『今日、病院に行ってから登園するので遅刻します!』のお電話に、保育者は『いつものかかりつけの耳鼻科ですか?』と問います。『そうなの!最近また鼻水出てきちゃって。念のためお薬だけもらいに行こうと思って』『そうですか。お熱が出る前に早目の対応ですね!お仕事のお休みを取るのも難しいですもんね』といった内容のやり取りがよくあります。
 
    ICT化するとスマホでポンッ!と『欠席します』や『遅刻します』をタップするだけで連絡は済むのですが、子育て真っ最中の日々頑張っている保護者さんに向けて先ほどのように言葉以外の心を添えることができる場面が減っていくことにも、ためらいがあります。
 
   自らの子育てがひと段落つき、二十歳を超えた子の幼少期の頃のお帳面を見返すことがあります。
   日々の成長やしゃべり始めた言葉などのエピソードが記入されていて、子育てを共有できる人が周りに居たことや自らも親になっていった証が記録として残っているので大切に保管してあります。
 
   文章や言葉の大切さなどを重視するのはアナログな考え方なのかもしれませんが、保育の理念でもある〝子どもの心に寄り添い保育の輪をひろげます〟を指標に、子どもを真ん中におきながら、コミュニケーションのツールとしてデジタル化の活用の幅も広げていけるよう、自身もアップデートしていかなくてはと思っています。ぜひ、お帳面を活用して皆さまの様々なお声をお聞かせください。(著:稲葉)

~ こころの育ち ~ 

2025-08-01

先日、無事に運動会を終え昨年より一回りも、二回りも成長した姿を見せてくれた子ども達。当日の結果だけではなく、日々の練習に取り組んできた姿をたくさん褒めてあげたいですね。

練習の時には、かけっこをして一番になれなかったと悔し涙を見せた子も、悔しさをバネにやる気がみなぎってきたり、友達や保育者の励ましの言葉から、「最後まで一生懸命走り抜くことがかっこいい」という価値観にも出会えたようです。本番、大きな会場でたくさんの観客の皆さんがいるという緊張感や不安感を抱きながらも、最後までやり遂げたという経験は、きっと、子ども達にとって大きな自信に繋がったことと思います。

こうして得られた自信がさらに「新しいことへのチャレンジ精神」へと発展し、自分でやりたいことが増え、達成感や満足感を味わうことで、自己肯定感が高まっていきます。


 また、今月は個人面談が予定されていますね。保護者の皆様とお話させていただくなかで、家庭ならではの姿を教えていただいたり、園での姿と重ねたりして、一人一人の子どもについて共通認識をしながら、保護者の皆さんと共に子どもの成長を見つめることができるとても貴重な時間となっています。

 日常の中のささやかな体験をいくつも積み重ねて子ども達はすくすくと成長していきます。育ちの基盤となっている家庭での姿やエピソードをうかがったり、様々な体験を通して社会性新たな視点を広げている、園における集団ならではの姿をお伝えできることを楽しみにしています。


~ 目には見えなくても育まれているもの ~ 

2025-07-01
    
   帽子越しの日の光でもギラギラと照り付けられているのがわかり、本格的な夏の到来がすぐそこまできていることを感じます。子ども達は暑さ対策をとりながら、カラーガードの練習をしたり、畑の野菜やひまわりにお水をあげたりと元気に活動しています。
 
 登園時に、親子で四葉のクローバーを探したり、赤く色づき始めたミニトマトを観察したりしている姿を見かけると微笑ましく、このようなちょっとした日々の関わりを通して 『人への信頼感の土台』、『ことば』 や 『数』、『自然への興味』や 『なんでだろう? という探求心(学習意欲につながります)』 が育まれているのだなあ・・・と改めて気づかされます。
 家庭ではお母さんやお父さんとの関わり、園では先生方との関わりを通して、子ども達は『人への信頼感』 や 『そのままで愛されている自分』 という感覚が育まれています。 その感覚はその後の他者との関わりの基盤となりますので、この時期の丁寧な関わりはとても大切なものとなります。 
 
   時に私達大人は、育児・家事・仕事・・・日々の限られた時間の中で行う多事に追われ、親子でのちょっとした会話や子どもが抱いている興味関心に応えるということに気付きにくくなりがちですが、これらの『目には見えにくいけれども育まれていること』 を意識して、できるだけ関わってあげたいですね。
 
   園では毎年、8月に個人懇談(希望制)が行われています。一人一人の子ども達がご家庭でどのように過ごして、どのようなことに興味を持っているのか、また、園ではクラス担任やお友達との関わり方や集団活動での様子、園で興味を持っていることなどを相互に伝えあい、多角的な視点から
『今の子どもの姿』を見つめ、健やかな育ちを応援していけたら・・・と思っています。                                       (著:江良)

~ 架け橋プログラムって? ~ 

2025-05-01
   入園・進級して一か月が経ち、子ども達は新しい環境にも慣れて新しく始まった活動にも意欲的に参加している姿が見られています。5歳児さんはカラーガード練習やこども会議が始まり、4歳児さんはサッカー教室や英会話教室に参加し、3歳児さんは鍵盤ハーモニカで音楽教室など、ワクワクドキドキを楽しみに変えてチャレンジしています。
 2.1.0歳児さんは新しく出会ったお友達や先生に積極的に関りを持ち、人生で初めて迎えた社会生活の第一歩でたくさんのことを吸収して、遊びや園生活の中から学びながら日々、成長しています。
 小さな頃からこども園の慣れた環境で育ち、自分の思いを受け止めてもらいながら成長していく子ども達ですが、何れ小学校へ就学した際に新しい環境でも戸惑わず、無理なく本来の自分の姿を発揮し、何事も意欲的にチャレンジしながらスムーズに生活に慣れていけるよう、小学校との連携を取り合う「架け橋プログラム」も始動し子どもの姿を繋げていく取り組みも行っていきます。
 
 “幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿”という成長の道筋となる保育の言葉があり、私達保育者は保育の計画やねらいを立てて、今現在の子どもの姿が今後、どんな育ちにつながっていくのか目安を立てながら一人一人の成長を促しています。
 子どもが成長をみせてくれた瞬間 や 育ちの芽生えがみえたエピソードなどをご家庭とも共有していきたいと思い、今の発達段階において身につけることが出来た子どもの姿を視覚的に分かりやすく伝えられるように保育ドキュメンテーションやHPを通して情報発信を行っています。

 銀杏ヶ丘こども園の保育理念である 『子どもの心に寄り添い、保育の輪を広げます』 には家庭と園が子どもの姿を共有しながら、一つ一つの成長を喜び合える存在でありたいという想いが込められています。
  それぞれの視点から見えてくる子どもの姿を共有することで関わり方やその子に合わせた環境を整えることに繋げていけたらと思うので、お家でのエピソードもぜひ私達にも聞かせてください(^^♪ 毎日、気を張り巡らせて頑張っている分、お家ではリラックスし“心の充電”を満タンにして、園ではますます元気に自分を発揮してぐんぐん成長してほしいなと思います。 (著:稲葉)
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