子育て支援megomego
過去のすくすく通信(2021)
- それらが満たされた子どもは集団に所属したいという社会的欲求
- 認められたいという承認の欲求を抱きつつ、
- 幼児期にふさわしい自己実現へと向かいます。
暑くなりました。夏ですね。この時期になると子ども達はいつも以上にウキウキしながら登園しているように感じます。門から園舎に入るまでの道のりにある、赤や黄色に色づいて食べごろとなった完熟トマトやツンツントゲのある濃い緑色のきゅうりを発見して、お母さんと顔を見合わせたり、青空の下をスイスイとんでいるトンボを見つけて指差しをしたり、プール準備をしている様子を見て早くお部屋に行こうとかけだしたり…楽しいことがあるとそれだけでなんだかやる気がみなぎってきますよね。また、同じ出来事に遭遇してもその時の気持ちの状態で良くとったり悪く取ったり…と受け取り方もまた変わるように思います。
梅雨の時期となり、雨が続くと気持ちまでどんよりしがちですが、子ども達にとっては、お気に入りの長靴を履いて、傘を自分でさして、普段と違う格好で登園できることになんだかウキウキしている姿が見られます。
天気の良い日は戸外でのびのびと体を動かしている子ども達。
すべり台やブランコで遊ぶ子、追いかけっこやボールをけって遊ぶ子、花を見たり虫を探す子・・
それぞれに今興味を持っていることに夢中になっています。
子ども達が興味を持っている姿を見ながら、
保育者はその ワクワク や ドキドキ や もっと知りたい 気持ちが湧きあがることを願い、
さりげなく工夫を凝らしています。
先日は・・年長さんや年中さんがダンゴ虫探しに熱中する姿を見て、
すぐ手に取れる場所に図鑑を置いたり、園庭のどこにダンゴ虫が隠れているかを一緒に考えたり、
上下横から拡大して見ることができるルーペでダンゴムシの観察をしていました。
じっくりと観察したこども達が描いた絵は細部まで丁寧に表現されていて、
飾られた絵を保育者と一緒に見ながら
『ダンゴ虫はね~』 と自分が発見したことを伝えていました。
きっと、これから 『ダンゴ虫の足は何本かな?』 など、
より深いところにも興味が深まっていくのだろうな・・と思います。
また、今年は “食でせかいとつながろう” をテーマに、毎月様々な国のメニューが提供されています。
食を楽しむのはもちろん、世界地図でマークをつけたり、
どのような文化や言語が使われているのかについても
目で見て楽しめるようになっていたりするので、
子ども達はもちろん保育者も共にワクワクしながらその国の魅力を再確認しています。
先月のテーマは韓国。
「韓国語でおいしいって何て言うか知ってる?マシッソヨだよ」や、
「ヤンニョムチキンが美味しかったの」や
「キンパに入っている野菜なら食べられるよ」などなど、
子ども達それぞれが心に残っていることを嬉しそうに伝えていました。
小さな頃から色々な種を蒔き、
子ども達の柔らかな土壌からどんな芽が出て、
ぐんぐん育っていくのか・・
保護者の皆さんと共にその育ちを語り合い、
新たな種を蒔きながら日々を丁寧に過ごしていきたいと思っています。
(著:江良)
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