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子育て支援megomego

過去のすくすく通信(2022)

~ 安全感の輪 ~
2023-03-01
 いよいよ今年度も残すところ1ヶ月となりました。
子ども達、そして保護者の皆さまにとってどのような一年となったでしょうか。身支度を一人でサッとできるようになったり、お友達に玩具を貸してあげるなどグンと成長した姿が見える反面、『友達とのちょっとしたケンカが多くって』や、『いろいろな所に行ってしまうので目が離せなくって』などちょっと困った行動に捉えられる姿も見られたり・・。
しかし、このような行動も視点を変えると、また違った捉え方ができます。少し前に一人で遊ぶことが多かった子にとっては『友達とのちょっとしたケンカ』⇒は友達に興味を持つという一歩進んだ姿となりますし、『いろいろな所を探索できる』のは、⇒なにか怖い事や不安な事があった時に、元の所に戻れば抱きしめてくれたり、安心させてくれたりする特定の大人(保護者の方や保育者)がいるからと言えますよね。
このように赤ちゃんの頃から、保護者(園では保育者)に不安を受け止めてもらい安心感を得て、また外の世界に出ていろいろなものに触れたり、好奇心にかられながら遊んだりする中でいろいろなことを学んでいきます。

 これは『安全感の輪』と呼ばれており、不安→特定の大人とくっつく→安心感→外の世界へ→この体験を積み重ねていくことで少しずつ特定の大人から離れる時間や空間を長く、広くしていきます。
子どもが上の輪にいるとき、特定の大人は子どもを信頼して見守ることが大切です。 泣かせないようにと先回りして必要以上に手を掛けたりすると、子どもはなかなか離れられなくなったり、体験する機会を失ってしまいます。 一方、下の輪にいる時の子どもは不安になって特定の大人を求めているのでしっかりと受け止めて安心してもらうことが大切です。その時々の子どもの発達や状況に応じて大人は見守ったり応援をしたり、受け止めたりなぐさめてあげたりと臨機応変にかかわることが健やかな心身の発達のカギになると言われています。親心からすぐに手を貸したり、少しでも危険なことを防ぎたくなったりしてしまいがちですが、いずれ自立して広い社会にでていく子ども達が困らないように、いろいろな体験を小さいころから積み重ねて、困った時に乗り越える沢山の方法を獲得できるように見守ることはその子を信じることでもありますよね。もうすぐ春。期待と不安を胸に新しい環境に飛び込む子ども達を私たち大人が見守り、応援し、もしもくじけそうになった時はちゃんと受け止めてあげたいですね。(著:江良)
~ 子どもの心の根っこ ~
2023-02-01
 この時期は園内行事の多い月で、どの行事も子どもの成長が見られる大切な取組みとなっています。
先月のカルタ大会では、わずかな時間の中で子ども達一人一人の様々な思いが沸き起こっていることが見て取れました。
自分が狙っていたカルタを取られて落ち込み、なかなか気持ちの切り替えができない子や、友達がたくさんとる姿にプレッシャーを感じて焦ったりと、感情の揺れ動きを乗り越えながら臨んでいました。 
 カルタをとるためには、ルールを守ることも大切で〝座る位置は〇で囲んだ枠からはみださない〟や〝お手付きをしたら次は1回お休み〟などを守りながら進んでいくため、感情を立て直しながら、次々に繰り広げられる展開に必死についていこうとしていました。
 ひらがなが読めなくても練習を繰り返す中で文章と絵が結びつくためこれをきっかけにひらがなに興味をもって読めるようになる子もいます周りの保育者は、悔しい思いや一枚取れた喜びへの共感や、言葉掛けを大切にし、子ども達が行事を通して、集中力を高められるよう、〝遊びから学びへ〟と繋がれるように対応しています。

 保護者の皆様には、ちいさな胸に色々な感情を巡らせた子どもたちの話を聞いて、励ましたり、喜んだりして、感情の共有をしてもらえたらと思います。何よりも、お家の方に頑張りを認めてもらえたことが「自信」や「もう少し頑張ってみるか!」という気持ちにつながっていくのだと思います。 
 親の言葉には実は、子どもには将来どんな大人になってほしいかという願いを込めながら、言葉を掛けていることが多いのではないでしょうか。『友達には優しくね』『泣いた分、次はがんばれるよ』など・・・感情の共有をたっぷり蓄えた言葉で子どもの“こころ”が育まれていきます。
 今は気持ちが追い付かなかったり、整理できなかったりしても、子どもの心に掛けた言葉は、将来自身の考え方に変換されて残っていき、くじけたとき、落ち込んだときなど、思い出す日があると思えば、今、子どもに掛ける言葉も大切になってきますね。
 子ども達それぞれが毎日の園生活で周りからの刺激を受けたり、友達を応援したり気持ちに共感していく姿に感動させられることが多く、そんな毎日の園生活を重ねながら、心も体も成長しています。
 この状況下においても確実に未来に前進している子ども達のためにも、今できることを丁寧に行いながら、成長していく〝子どもの心の根っこ〟をつくっていきたいと思っています。 (著:園長)
~ 文字への興味 ~
2023-11-01
 年中組の数名の子が絵本コーナーに集まって、お友達と一緒に絵本をひらき 「あ・の・ね・・」と一文字ずつ拾い読みをしている姿が見られるようになってきました。文字への興味が湧く時期に突入したようです。
 文字を読めることが嬉しくて、世の中の目に入ってくるあらゆる文字に注目し、目をまん丸にしながら集中して見入っています。こうなると後はあっという間に文字を読めるようになっていき、就学に向かう頃にはこれまでに習得してきた言葉と、物語の内容を重ねるようになるので、ますます想像力が膨らみ、いわゆる学びのゾーンに入るようです。
 子どもは好きなことや楽しいことは自ら進んで何度でもやりたがりますよね。この時期に入ると、子どもにとって、文字への関心は遊びの延長となっていて自発的に取り組もうと脳も一番イキイキしている状態になるため、脳の働きは活発になり、様々なことを学びどんどん吸収していきます。 
 幼児期に「遊びの中で育つ力」が伸びてくことで、学童期の「学びの基盤」が作られていくそうです。
 小学校以上の教育の伝え方に変化みられ、近年は“アクティブラーニング”という心と頭を動かす学習思考を活性化する学習へと移行しています。ノートや黒板に書かれた文字を書き写す “チョーク&トーク” が昔は主流でしたが、いわゆる “お勉強の時間” の間、興味を持って注目したり集中が持続しなければ、子どもの脳の働きは、知識を詰め込む作業だけとなってしまい、せっかくの記憶メモリーになかなか入っていきにくいとされています。

 中でも「思考力・判断力・表現力」の育成は知識として教えられて習得できるものではなく、それらを経験する場面や想いを積み重ねることで磨かれていく為実生活で幼児期からたくさん遊び込む経験はとっても大切なのだと思います

「恐竜の絵本見てたから、トリケラトプスって読めるんだよ」
「きのうさ、はらぺこだったからお菓子いっぱい食べちゃったの。あおむしみたいに変身するんじゃない?(笑)」
「トラはお茶飲まないでしょ!だって爪でコップ持ったら割れちゃうし!」 
子どもたちの声に耳を傾けると、毎日たくさんの興味好奇心から、想像力を刺激していることが伝わってきますね。   (著:園長)
~ 行事と子どもの成長 ~
2022-10-01

♪まってた・まってた・うんどうかい♪の元気な歌声が各クラスから聞こえてきています。

運動会に期待しながら、かけっこや遊戯などの競技の他に行進や体操、応援合戦の練習に毎日、意欲をみせている子ども達です。

この時期は、周りの大人たちの励ましに応えたいと思う心や、課題があることで乗り越えようとする気持ちが芽生えるなど、将来色々な事にチャレンジしていける強い心がつくられることに繋がっていく、子どもの育ちに大切な期間でもあります。その反面、行事練習が続くと知らず知らずに子どもの心的ストレスが蓄積され、様々な症状や不調が見られるようになったりもします。

稀に吃音やチック症状がみられたりする時はご家庭と園が一緒に対応ができるようやり取りが大切になってきます。吃音(どもり)は子どもの発達の過程でよく見かけられる症状ですが、幼児期のお子さんで4~5%程度で症状が現れ、大人になるにつれてなくなっていくものだそうです。

主に2、3語文を話し始めた子が自分の想いを言葉にして伝えようとするものの、獲得した語彙数の少なさや、発音の未熟さなどにより、伝えられない焦りから「あ・あの・・・あのね」とどもりになって現れたりします。原因を特定するのは難しいですが、行事前などは吃音やチック症状が出ることもあります。子どもが一生懸命話している言葉には、ゆっくりと聞いてあげる大人の姿勢が大切になりますね。望ましい姿勢ついて、保育者がいくつか統一している。望ましい姿勢というのがあります。

 

・子どもの代わりに話さない    ・子どもが話し終えてからワンテンポおいて返す 

・ゆっくりめの口調で話しかける  ・会話しなくても短時間でいいので関わる時間をもつ

 

吃音の多くは一時的なもので、自然に治っていきますが、力の入った苦しそうな吃音が半年以上続くようであれば専門機関でその子に合った対応をうかがってみるのも良いかと思います。

また周りの子に指摘される年頃になると、一生懸命伝えようとすることに消極的になってしまい自己肯定感への影響も心配になるため環境への配慮も大切にしたい所です。

これからは心理的にも体力的にも疲れを溜めすぎないよう、外遊びなどで適度に発散させてあげたり、リラックスして遊ぶ時間も多く設けるなどして心と体のバランスに配慮したいと思います。

 

ご家庭でも子どもへの言葉掛けを大切に、運動会までの練習のプロセスを褒めたり、頑張りを認めてあげるなどしてあげてくださいね。運動会当日は心も体も大きく成長した子ども達の姿が見られ、たくさんの喜びや感動をもらえる日となることを願っています。(著:園長)

 

~ いろいろなコップ ~
2022-09-01

園庭にある銀杏の葉っぱがうっすらと黄色に染まってきました。

空を悠々と飛ぶトンボや、草むらから突然飛び出すバッタを子ども達が追いかける姿が見られる頃です。

子ども達は、自身の体験やお友達から刺激を受けて日々いろいろなことを吸収しています。

その出来事が『小さいこと』でも『その時には意味が分からなかった』としても、吸収されたものは蓄積されていき、コップに水滴がたまり続けてその水が溢れ出るかのように、蓄えられたものが『成長』や『理解』として急に現れたように見えることがあります。 

 

なかなか言葉が出てこないので心配…という相談へのアドバイスとして、よくこのコップのお話が出てきます。

『言葉のシャワーを沢山かけてあげて、コップから溢れると言葉が出てきますよ。一人一人のコップの大きさや入口の形が違うので、個人差がでてきます。』

という内容ですが、この言葉のシャワーのかけ方には大切なポイントがあり、また、コップを満たすのは言葉だけではなく、欠かせない大切なスパイスのようなものも必要なのではないか…とこれまでの子ども達の姿から感じています。

 

言葉のシャワーのかけ方のポイントとしては『今の姿』をじっくりと見つめ、どんなことに興味や関心があるのか、また言葉のシャワーをかける際は、子どもが体験しているその時に、その体験の妨げとならないような『タイミング』『声色』『さりげなさ』が大切になると思います。

子どもに限らず、興味や関心があることについては既にアンテナを張っている状態なので、その単語や物事はよく目や耳に入り、記憶にも留まります。一方、関心がないことについては話を聞いたとしても集中が続かなかったり、覚えていないことの方が多いのではないでしょうか?

また、言葉をかけるタイミングとして『体験している時』とお伝えしましたが、体験をしている時は心も体もそこに意識が集中している状態でもあります。その体験を通して得ている心や身体の感覚を存分に味わうことが大事ですから、言葉をかけすぎたり強調しすぎたりすることで、本来体験できるはずだった感覚が軽減されるのは避けたいですよね。そこで、穏やかでちょうどよいボリュームの声とさりげなさがポイントとなるわけです。

 

次に、コップを満たす時に欠かせないスパイスとは・・・

それは、『伝えたい』という思いと『伝わった喜び』です。

沢山の単語の意味が解り、それを上手に発音できたとしても、どんなに素敵なアイディアや思いがあったとしても、『伝えたい』という思いがなければ自分一人の世界に留めてしまうことになります。いろいろな思いやアイディアを発信し、それが相手に伝わり、さらに共感してもらえたら、その喜びや嬉しさは何倍にも大きくなります。また、その発信に刺激を受けた誰かの閃きにつながるかもしれません。

 

 このコップは目に見えないので、どのくらい溜まったのか、スパイスは足りているかがわかりにくいのですが、だからこそ日々の積み重ねを大切にしてあげたいですね。

 

1歳児クラスで子ども達と窓の外を見ていると、飛行機を発見!「ひこうき!」と言って私が指さす方向を『どこ!どこ?!』というような表情や仕草でみつめる子ども達。

ことばのコップにまた一滴が溜まったように感じた、嬉しい一場面でした。

(著:江良)

~ 子どもと食事 ~
2022-08-01
例年この時期に全ご家庭を対象に個人面談を行っており、お家での様子と園でのお子さんの集団生活の様子も伝え合えたらと思っております。
毎年、各年齢により面談の内容が違い、主に話の中心となるのが・・・    
0.1歳児さんは・・・卒乳のタイミング・トイレトレーニング方法 ・離乳食の与え方など
2歳児さんは・・・オムツ外しについて・食事時のお約束立ち歩きなど・生活リズムの習慣など
3歳児さんは・・・お友達との関わり・食事のむらお菓子だけになる ・自我を通そうとするなど
45歳児さんは・・・生活面の自立・朝食を食べないメディアを見ながら食事する・情緒面など
 
各年齢によって発達の課題が変わっていくため、お話しさせていただく内容も違ってきますが、ご家庭での食事の取り方については、どの年齢になっても気にかかる部分ではあるかと思います。
一方で、保育所における食事提供をする<役割>というのもあります。

発育・発達の為の役割 ( 食べる意欲や生きるために必要な食事を提供する ) 
教育的役割 ( 食事マナーを伝えたりや集団で食べる経験を通して社会性を培うなど )
保護者支援の役割 ( 家庭と協働して子どもの食事を見守る ) などの<役割>があります。

特に、近年状況下では感染対策として、一方方向を向いて給食を食べたり、黙食なども行っているので、子どもの発達に合わせた食育計画が実践に活かしきれていない現状が続いております。
園での不足部分を家庭保育でも補ってもらえるような働きかけもご協力いただきたいところでもあります。最近よく耳にする「こ食」についても知っていただき、家庭と園が共同で補い子どもの
食事や成長を見守っていきたいと考えておりますので、面談では双方で子どもの食事についても伝え合えたらと思っています。

子どもに避けたい七つの「こ食」
・個食…複数で食卓を囲んでいても、食べているものがぞれぞれ違う
・孤食…一人で食べる
・粉食…パン、麺類など粉からつくられた物ばかり食べる
・子食…子どもだけで食べる
・小食…ダイエットのために必要以上に食事量を制限する
・濃食…濃い味つけの物ばかり食べる
・固食…同じものばかり食べる
 
給食の時に「こんなに多い量じゃ最初から食べきれない!」とアピールする子には少なく減らす所を目の前で見せてあげるだけで、食べる意欲が湧く子もいます。
「明日もプール遊びするから、この位食べておいた方が体力つくよ!」など、次の意欲に繋がる肯定的な言葉掛けなども工夫しながら、保育者は毎日、一人一人に合わせて子どもの心に寄り添った食事の提供を柔軟に対応しています。
個人面談ではこういった声掛けが有効だった!や意欲的な行動が見られたなど子どもの成長を伝え合いながら双方で子どもの姿を重ね、より子どもの成長を丁寧に見守っていけたらと思っています。 (著:園長)
~ 体験を積み重ねる ~
2022-07-01
 ぽかぽかとした春の日差しがいつの間にかギラギラとした夏の日差しに変わりつつありますね。
 園の駐車場から玄関までの間にある小さな小さな畑のきゅうりやトマトの生長を楽しみにし、
登園時に親子でしゃがんでその様子を見つめたり、
まだ緑色のトマトに「赤くなぁれ~」と優しく声を掛ける姿をみると心がほっこりとなごみます。
 また、子どもたちは園庭遊びをとても楽しみにしており、
ちょっぴり苦手な活動や、ちょっぴり面倒な片付けなどをサササッと行い、
「いってきま~す!」 と自然に挨拶をしながら、かけだしていきます。
 
今年度から園庭遊びの機会がグンと増えた3歳児さん。
遊び初めのうちは、ただただ、走り回ったり、一つの場所で遊ぶ時間が短く、
“浅く広く楽しむ”という印象を受けましたが、毎日のように園庭で遊ぶうちに、
秘密の場所(ダンゴムシがよくいる場所)に行くお兄さん・お姉さんの後をついていき、
その様子をおっかなびっくりしながらも見つめる姿や、
お兄さん・お姉さんの遊び方に刺激を受けて新たな遊びにチャレンジをする姿も見られてきました。
 “自分の興味のあることをじっくりと楽しむ”という印象に変わりつつあります。
また、『諦めずにチャレンジしたらできた!』 という達成感や、
その瞬間をみんなも喜んでくれたら、なんだかもっと嬉しかった!と感じたり、
『何度もチャレンジをしているのに・・』という、なかなか思うようにできない悔しさや苛立ちを、
お友達に励ましてもらったり、こぼれる涙を拭いてもらったり、コツを教えてもらったりと、
気に掛けて応援してくれるお友達がいることでまたチャレンジする気持ちが湧いてきたり・・・
そのような体験を何度も何度も積み重ねていきます。
 
このような積み重ねが仲間と関わる楽しさ、
自身の思いだけではなく、相手の思いも汲んで折り合いをつけていく姿へと『社会性が育まれていく』
のだと思います。
まさに、3歳児の特徴といわれている姿です。
子どもたちが本来持っている『育ちの力』が存分に発揮できるように、
私たちは環境や機会を整えてあげたいな・・と
今日も存分に遊びこんでいる3歳児の姿から感じました。
(著:江良)
~ 成長を喜び合う ~
2022-06-01
先日、理事会があり事業計画などをお伝えする場面で、今年度の職員園内研修の
テーマ『保育ドキュメンテーションって何??』と質問がありました。

  
保育活動の様子を視覚的に帳面や玄関の掲示板でお知らせしてる取り組みをお伝えすると、『それは、園の理念に合った取り組みだね!』と有難いお言葉をいただきました。

銀杏ヶ丘こども園の保育理念である『子どもの心に寄り添い、保育の輪を広げます』には家庭と園とが相互に子どもの姿を共有し、一つ一つの成長を喜び合える存在でありたいという想いが込められています。
 
 
子ども達が集団生活を送りながら様々な体験を重ねていけるよう保育者は子ども一人一人の成長発達を促すために目標やねらいなどの保育計画を立て、子どもの姿を観察しているので、かわいいい姿だけを写真におさめるのではなく、今の発達段階において身に付けることが出来た、ありのままの子どもの姿を中心にお伝えしたいと思っています。
                                                                                                                   
“幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿”という成長のめやすとなる言葉があり、子どもの今の姿がどんな育ちにつながっていくのかを、保育ドキュメンテーションをとおして、保護者の皆さまにも分かりやすく伝えられるように発信していきます。 
子どもが成長をみせてくれた瞬間育ちの芽生えがみえたエピソードなど、ご家庭と園のそれぞれの視点から見えてくる子どもの姿を合わせることで、より豊かな関わりや最適な環境を整えることに繋がっていくと思いますので、お家でのお子さんのエピソードもぜひぜひ私達にも聞かせてください。(著:園長)
~ そだちの応援隊 ~
2022-05-01
 新年度が始まり、早いもので1ヶ月が経とうとしています。
園庭には、タンポポやつくしが顔を出し、春の訪れを喜んでいるようです。登園時には子どもがタンポポや桜の花びらを大切そうに持ち、宝物を見せるように満面の笑みで保育者に近寄ったり、「お友達にプレゼントするんだ」と張り切っている姿も見られます。
 
 天気の良い日が続いていたある日、2歳児さんが園庭遊びを始めました。 ようやく思うように体をコントロールでき始める頃ですので、ただ外を走るだけで目がキラキラと輝いています。
そんな、2歳児さんの素敵なエピソードを担任保育者から教えてもらいました。
 
 2歳児の子どもにとっては遠い距離から、「せんせーい!せんせーい!」と言いながら保育者の方へかけてくるAちゃん。 保育者が “何事があったのか!” と近づいていくと、Aちゃんは「せんせい、たのしい!!」と伝えてくれたそうです。「その姿がとっても可愛らしかった」と保育者はその時のことを思い出しながら微笑んでいました。何ともホッコリするエピソードに職員で癒されました・・・。
 
 この時、Aちゃんは春のポカポカ陽気の中、のびのびと体を動かす心地よさを感じるとともに、その感情を ”楽しい“ という言葉で表現し、保育者と共有したいと思ったのですね。この姿から言語面や社会性の面でのそだちがみてとれます。子ども達は、日々の生活の中でいろいろなことを感じ、そして様々な刺激を受けながら吸収し、ぐんぐんと成長していきます。
 
私達保育者は、一人一人の子どもの姿から見えるそだちを保護者の皆様に、より分かりやすくお伝えしたいと思っております。その一つとして、園での一場面を写真で撮り、文章を添えてお伝えする取り組みを始めました。これまでも口頭やお帳面でお伝えしておりましたが、写真があることで言葉では伝えきれない微妙な雰囲気も伝わり、より生き生きとしたお子さまの姿がイメージできるのではないかと思います。毎日とまでは行きませんが・・・お帳面や玄関の掲示板で発信していきたいと思っています。
 
この ❝ 保育ドキュメンテーション ❞ を通して、ご家族間での交流やご家庭と園との交流がより深まり、
みんなで子ども達のそだちを応援していけるといいなぁ・・と願っています。 (著:江良)
~ 新年度が始まりました ~
2022-04-01
私達保育者は日頃から、子ども達が安心して遊べる環境づくりに取り組み子ども達がのびのびと毎日を過ごせるような保育を心がけています。

 また、ご家庭と園とが相互に、日常の様子や子どもへの思いや願いなど、伝えあいながら子どもの健やかな成長を共に喜び、共に悩み合える存在でありたいと思っています。

 すくすく通信は10年目を迎えました。
日常の子どもの姿から見える『そだち』や『気付き』、『子どもに関する様々なこと』を今後も掲載していきたいと思います。

 衛生管理及び子ども達の安全を第一に考え、送迎時の玄関対応を行っておりますので、なかなか園内での子ども達の活動の様子をお伝えするのが難しい状況ではありますが、進級してからの子どもの様子をクラスだより、連絡帳等でも解りやすくお伝えし、保護者さんとの信頼関係をしっかり築き、深め、連携を取っていきたいと思います。

 保護者の皆様も、お子様の家庭での様子や、日頃の子育てに対する思いや相談事などございましたら、気軽にお声を掛けて下さいね(*^_^*) 
 また、子育て支援megomegoや子育て相談など、園内での取り組みへのご参加もお待ちしております。           
         
 今後もご協力いただく場面が多々あるかと思いますが、宜しくお願い致します。


社会福祉法人 緑会 
銀杏ヶ丘こども園
〒038-3141
青森県つがる市木造浮巣31-5
TEL:0173-42-6200
FAX:0173-42-6201

 
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