新年度が始まり,1か月が経ちました。
初めての環境に戸惑ったり不安を感じていたりした子ども達も,こども園が安心して過ごせる場所ということや大好きな家族がちゃんとお迎えに来てくれることがわかり,笑顔の時間が増えているように思います。また,自分の要求を表現したり,行動範囲を広げるなど,嬉しい変化も見られています。
保護者の皆様にとりましても,園に送った後で『泣いていたけど、大丈夫かな…』『すぐに玩具に走り寄っていたけれど,今頃寂しくなっていないかな‥』と少し不安になったり, お迎え時に保育者に抱っこされてニコニコ笑う姿や,お友だちや保育者と一緒になって遊ぶ姿を見てホッと安堵したりと様々な感情が巡った1か月となったのではないでしょうか。
少しでも保護者の皆様が安心できるように,園での子どもたちの様子を玄関前掲示板やクラス前掲示板,HP,お迎え時に口頭で・・等々いろいろな方法でお伝えしたいと思います。保護者の皆様もご家庭での様子などを教えていただけると嬉しく思います。
このように家庭と園とが相互に子どもの姿を話し合うことで同じ姿に共感したり意外な姿に驚いたりと新たな一面に気づくこともあります。
また,市で行っている健診(つがる市では1歳6か月児・3歳児ならびに5歳児発達相談)においても身体のこと,生活のこと,行動面や言語面など様々な視点から子どものそだちを確認したり,お医者さんや保健師さんに普段気になっていることを相談できる機会があります。その際,家庭での様子に園での様子も加えてお話しすることで多面的な姿を伝えられることと思います。健診前にぜひクラス担任に訪ねてみてくださいね。
もちろん,健診前後に限らず送迎時やお帳面,電話,子育て支援mego megoなどもご活用ください。子ども達と毎日関わる機会をいただいている保育者だからこそお手伝いできることがあるかもしれません。
私たち保育者は‘子どもの健やかなそだち’を保護者の皆様と共に応援し時に悩み,励まし,その一歩一歩を喜び合える存在でありたいと願っています。
『子どもの心に寄り添い、保育の輪を広げます』
という銀杏ヶ丘こども園の保育理念の下に,家庭と園,地域と共に子育ての楽しさが共有できるような機会や環境作りに努めてまいります。
(著:江良)